概要
霧雨魔理沙は、同人ゲーム『東方Project』に登場する人間の魔法使い。魔法の森で「霧雨魔法店」という何でも屋を営みながら、博麗霊夢と並ぶ幻想郷のもう一人の主人公として、数々の異変解決に首を突っ込む。金髪を片側だけおさげにし、黒い三角帽子と魔法使い装束をまとった姿で知られ、相棒の魔法アイテム「ミニ八卦炉」から放つ必殺技マスタースパークを代名詞とする。
性格
男勝りで豪快な性格の持ち主で、怖いもの知らず。好奇心旺盛で、面白半分に幻想郷の異変へ首を突っ込んでは首謀者に喧嘩を売る。
根は素直な努力家だが、その努力を人に知られるのを嫌う一面もある。負けず嫌いで、自分の力を誇示したがる自信家でもあり、「弾幕はパワーだぜ」が口癖。妖怪相手でも物怖じしない胆力と、口先だけでなく実力を伴う実行力を兼ね備える。
能力
陰陽五行でいう魔理沙自身の属性は水だが、実際に使う魔法はあえて正反対の光・熱・星をモチーフにした、派手さと威力を重視するものが中心。相手が人間でも妖怪でも同等の破壊力を発揮できる代わりに、繊細な魔法は苦手とする。
代名詞となる必殺技は恋符「マスタースパーク」。相棒の魔法アイテム「ミニ八卦炉」から放つ極太のレーザーで、森近霖之助が彼女のために製作したこの八卦炉は、後により強力な緋々色金製へ改良されている。ほかにも魔符「スターダストレヴァリエ」、魔符「ミルキーウェイ」、パチュリー・ノーレッジの弾幕を自己流に改変した恋符「ノンディレクショナルレーザー」など、名の知れたスペルカードを多く持つ。
活躍
幻想郷で異変が起きると、頼まれもしないのに自分から首を突っ込み、妖怪退治に繰り出す。表向きの生業は魔法使いだが、もう一つの顔は泥棒稼業で、気に入った書物などをためらいなく持ち去っては「自分が死ぬまで借りていく」と嘯く。パチュリー・ノーレッジの図書館は、その被害に度々遭う相手として知られる。
普段は魔法の森で化け物茸というキノコを採取するなど、地に足のついた生活も送る。博麗霊夢とは異変解決の場で共闘することもあれば、張り合うこともある間柄で、スペルカードルールが定着してからは実力も拮抗し、魔理沙いわく対戦成績は自分の4割程度の勝率だという。
エピソード
代名詞の「マスタースパーク」は、東方旧作『東方幻想郷』で風見幽香が放っていた、当時は名前のない極太レーザーへのオマージュとして生まれた技とされる。技名自体を名付けたのは魔理沙自身という設定で、ファンの間では幽香の元の一撃が「元祖マスタースパーク」と呼ばれることもある。
必殺技を支える魔法アイテム「ミニ八卦炉」は、幼馴染の森近霖之助が魔理沙のために作ったもの。魔力を燃料に火力を調整できる小さな炉で、彼女はこれを「宝物」と呼ぶほど大切にしている。
魔理沙には蒐集癖があり、住処兼店舗の「霧雨魔法店」は集めた物でいつも散らかっている。実家は魔法の道具とは縁のない家系で、そこからは事実上勘当された身の上でもある。
なお、シリーズでの初登場自体は1997年の旧作『東方封魔録』第4面ボスに遡るが、当時は赤髪で言動も現在とは異なる別デザインだった。金髪に黒い魔法使い装束、ミニ八卦炉というおなじみの姿でプレイヤーキャラクターとして確立したのは、Windows版第1作『東方紅魔郷』(2002年)から。