概要
アルトリア・ペンドラゴンは、『Fate/stay night』に登場するクラスセイバーのサーヴァント。アーサー王伝説のアーサー王をモチーフとした英霊で、選定の剣を抜いた15歳の姿のまま、金髪を結い上げた少女として顕現する。生前は性別を偽り男性として王位に就いていたが、聖杯戦争では衛宮士郎に召喚され、彼のサーヴァントとして戦う。
性格
凛とした空気をまとう、生真面目な性格。律儀で礼儀正しく、何事にもとことん真剣に取り組む。負けず嫌いな一面があり、勝負事となると手を抜かない。
普段は落ち着いているが、熱くなりやすいところもある。長く性別を偽って育ったため自分が女性であるという意識が薄く、異性からの好意には疎い。
能力
サーヴァントとしての基本スキルに加え、対魔力・直感・魔力放出などに秀でる。中でも魔力放出は、莫大な魔力を光に変換して剣にまとわせる技術で、彼女の宝具の根幹をなす。
宝具は、人々の願いが結晶化した光の剣約束された勝利の剣(エクスカリバー)。広範囲を薙ぎ払う一撃は、聖杯戦争においても屈指の破壊力を誇る。もう一つの宝具風王結界(インヴィジブル・エア)は、風でエクスカリバーを覆って不可視化し、正体を隠したまま戦う対人戦用の一手となる。
活躍
衛宮士郎に召喚され、彼のサーヴァントとして聖杯戦争を戦う。士郎を守りながら他のサーヴァントや魔術師と渡り合い、勝ち抜こうとする。
物語の中では、10年前の第四次聖杯戦争で衛宮切嗣のサーヴァントを務めていたことも明かされる。騎士道を重んじる彼女と、謀略も辞さない切嗣とは根本的に相性が悪く、この因縁は今回の聖杯戦争にも影を落とす。
Unlimited Blade Worksルートでは、契約が一時的に断たれる場面を経て遠坂凛と新たに契約を結び直し、本来の力を取り戻して戦い続ける。
エピソード
名前のアルトリアは、『アーサー』のラテン語風表記『アルトリウス』を女性形にしたもの。伝承上のアーサー王をモチーフとしながら、性別を女性に変えて描かれている。
初登場時、士郎を襲うランサーを迎撃した直後に放つ『問おう。あなたがわたしのマスターか』は、シリーズを象徴する名場面として知られる。
彼女が持つ宝具の鞘、アヴァロンは不老不死と絶対防御を備える。実はこの鞘が士郎の体内に定着しており、それが召喚の触媒になっていたことも物語の中で明かされる。
ネタバレ
クリックして表示
物語の終盤、ギルガメッシュとの決戦を経て、彼女は『王の選定をやり直す』という自らの願いを見つめ直す。聖杯が破壊されたのち、想いを胸に秘めたまま姿を消し、過去の時間軸へと還っていく。
最後にはエクスカリバーを湖に投げるようベディヴィエールに命じ、静かな眠りにつく——アーサー王伝説の結末をなぞるような幕引きが用意されている。