概要
アビゲイル・ウィリアムズは、スマートフォンゲーム『Fate/Grand Order』に登場するサーヴァント。エクストラクラスフォーリナーとして、亜種特異点Ⅳ『禁忌降臨庭園 セイレム』の中心人物を務める。1692年に起きたセイレム魔女裁判の発端となった実在の少女をモデルとし、外宇宙の神を身に宿す依り代として描かれる。
性格
敬虔な清教徒の家庭に育った、礼儀正しく聡明な12歳の少女。純真で好奇心が強く、年相応にあどけない。心の底では親友を強く求めており、その願いが物語の鍵となる。
一方で、外なる神の依り代としての側面が表に出ると、冷淡で達観した人格が顔をのぞかせる。人を思う気持ちそのものは消えないが、その在り方は少女のものから遠ざかっていく。
能力
クラスは、星の外からもたらされた異質な存在と結びついた者に与えられるエクストラクラスフォーリナー。地球の生命とは相容れぬ知恵と力を扱う。
宝具は光殻湛えし虚樹(クリフォー・ライゾォム)。人類と相容れない異質な世界へと通じる門を開く対人宝具で、邪悪の樹『クリフォト』から伸びた地下茎になぞらえられる。保有スキルにも『領域外の生命』『魔女裁判』など、外なる神と魔女裁判のモチーフを反映した異能が並ぶ。
活躍
亜種特異点Ⅳ『禁忌降臨庭園 セイレム』の中心人物として登場する。魔女狩りの熱に呑まれていく村にあって、彼女は敬虔な祈りを絶やさない少女として描かれる。
村を覆っていく狂気と、親友を求める彼女の願い――その二つが交わるところから、この特異点の物語は動き出す。
エピソード
TYPE-MOON作品でクトゥルフ神話の要素を正面から取り入れた最初期のキャラクターとして知られる。彼女が宿す『外なる神』の正体は作中で明言されないが、時空を超える『銀の鍵』の力など、その系譜を連想させる描写が重ねられている。
人気は高く、水着姿のアビゲイル・ウィリアムズ〔夏〕(2020年夏イベント)が独立した霊基で実装されたほか、2024年にはサンタ姿の別霊基がプリテンダークラスで登場している。
ネタバレ
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以下は亜種特異点Ⅳ『禁忌降臨庭園 セイレム』の核心に触れる。
セイレムを覆う惨劇は、魔神柱ラウムの企てによるものである。ラウムは狂気の歴史的事件としてセイレム魔女裁判に着目し、アビゲイルを『魔女狩りの被害者たちの怨嗟を集める器』に仕立てようとした。
魔術師の少女ラヴィニア・ウェイトリーを通じて降臨の儀式を教えられたことで、彼女は外なる神を招く真の依り代となる。
依り代としての側面が強まるにつれ、その姿と人格は人間から乖離していく。人を救いたいという願いそのものは失われないまま、『苦痛による救済』という破滅的な形へと変質していく。霊基再臨が進んだ彼女の姿は、その変貌を映したものである。